VOLA史上初のアコースティック曲ですね。
今回のアルバムのテーマとして、
「ロックはこうじゃなきゃいけない」とか、「VOLAらしさ」という固定観念に囚われるのを拒む、と。
まず、縛りを作った瞬間に成長は止まりますので、常にその時やりたい事をやる事にしました。
また、「全曲をメンバー全員で演奏しなきゃいけない」という考え方も個人的にはオールドスクールな考え方で、
欧米のバンドなんかは、早くからそういう固定観念を取っ払ってた印象があります。
初期段階では、ピアノと歌だけで作ろうと思っていました。
が、なかなかうまくいかなかった記憶があります。
結局SoundCloudにあげてたカントリー調の曲を再構築した形になります。
Demoの段階でも、やり取りの中で、
「もっとシューゲイザーな感じ」とか「レディオヘッドみたいなアプローチ」とか4人でなんとか出来ないかとの話もありましたが、試してみると普通になるので、妥協はせずの形を取らせていただきました。
今回は収録されていませんが、トラックは全部打ち込みで、アヒトさんだけ歌う曲も構想としてあったのですが、
そのブッコミは今後で。
本チャンで、バイオリンとウクレレを録音したのですが、そこいらのアプローチもレコーディング時、エンジニアの神戸ちゃんと2人で作業してたので、相談しながら好き勝手入れました。
フレーズもその場のインスピレーションで弾きました。
先日のライブでも初披露させて頂きましたが、
なんか常に4人で動かなくてもいいと思ってて、フットワーク軽い人が動けばライブの本数も増やせると思うんですよね。
アコースティックにしなくても、エレキと歌とか、トラックも作れるし。
そうすればもっと活動できるのになーと思いながら、過ごしています。
新しいことに積極的にチャレンジする男、楢原英介のセルフライナーノーツでした。